からきだの道の会の活動を紹介します。

からきだの道の会

平成23年12月、近隣住民の有志により発足したからきだの道の自然環境保全を推進するグリーンボランティア団体です。

会長からの一言

からきだの道のみどりの質的向上と、ふるさとの花の名所づくりを目指して、「会員の安全と健康を第一に無理をせず、楽しく、次世代に環境資産をつなげていく」をモットーに活動していきます。
会長 大石武朗(造園家、樹木医、元住宅・都市整備公団勤務)

からきだの道の役割


からきだの道は多摩ニュータウンのほぼ中央に位置する府中カントリークラブ・唐木田・中沢のみどりのつながりとして、自然環境保全や良好な景観形成とともに人々の憩い・遊び・学びの場としての役割を担っています。今後は社会状況や利用ニーズなどの変化に対応しながら、単に「守り育てる」だけでなく、「活かす」といった視点も加え新たな価値を創造し将来にわたって受け継いでいくことが使命です。

【環境保全】

身近な自然としてのみどりを維持することにより、温暖化防止、大気浄化、防塵などの自然環境の保全と生物多様性の保全にも役立っています。

【景観形成】

唐木田地区のビューポイントとして、後背の府中カントリーのみどりとも一体となって、季節の移ろいや彩りをもたらし良好な景観を創出しています。

【憩い・遊び・学びの場】

自然豊かな雑木林の植物や生き物にふれたり、長い変化に富んだ散策路を散歩したり、手軽に心身のリフレッシュや遊び、運動が行え、自然の不思議と仕組みを学べる場となっています。

からきだの道の会の活動

雑木林は定期的に間伐、萌芽更新、枝打ちや下草刈り、不要な竹や筍の除去などの林床整備を行わなければ、常緑樹や竹類が優先して成長し陽が入らなくなりうっそうたる人を寄せ付けない樹林地になってしまいます。
からきだの道の会は森木会の一つの活動団体として年次計画を策定し他の活動団体やアダプト制度の団体などと情報交換や調整を図るとともに新しい会員を募りつつ、多摩市と連携して協働の輪を広げ、からきだの道の保全活動を続けていきます。

【雑木林を守り育てる】

  • (下草刈り・林床整備)ササや雑草などを刈り、林床植物の生育を促します。
  • (既存植栽の剪定)樹木の生育と美観を維持するため幹や枝を剪定します。
  • (間伐)密生した木を間引いて、周りの樹木の成長を助けます。
  • (植樹)苗木を植えて林を育てます。

【地域とのふれあい】


  • (タケノコ掘り体験会)竹林の保全育成(適正な密度管理)を兼ねた、親子で楽しめる恒例の体験会です。

  • (講習会)活動に役立つ勉強会など適宜開催します。

【その他の活動】

散策路の点検パトロール枯木・倒木・落枝の処理、桜や梅など花木への施肥、植生調査、希少植物保護などを行っています。